〈東京②〉弁当作りに目覚める
もともと好きだったお弁当つくり。
社会人になると、アクセル全開で、
24時間弁当のことばかり考えていた。
現場仕事は、お弁当と相性がよかった。
朝早起きして、シェアハウスの大きなキッチンでお弁当こさえて
現場で身体を思い切り動かして、お昼にはお腹がぺこぺこで、
ツナギなもんだから、外にお財布片手にランチというわけにはいかないけど、
屋外のような、屋内のような現場で、毎日ピクニック気分で
お弁当をパカッとして、もりもりごはんを食べるのが気持ちよかった。
そのうち住人にもお弁当こさえたり、
現場でもたまにごはんをつくっていったり、
シェアハウスのパーティーで料理をモリモリつくっているうちに、
誰かにごはんをつくることの楽しさに目覚め、
どんどん食の仕事への憧れが増していった。
ちなみに
毎日せっせとお弁当をつくっていると、
就活で落っこちたあの某出版社から、
仕事と弁当の取材依頼を受け、某雑誌で載せてもらった。
昔、何度も何度もページをめくっては研究していた雑誌に
こんなかたちで関わることができて
すごくすごく嬉しくて、とても感慨深かった。
それではイチオシの弁当アーカイブたち。