なんでパンを焼いているのか

〈横須賀④〉なんでパンを焼いているのか

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お店がはじまって1年半がたち、
お店を毎日オープンするということがどんなに尊いことなのか
身を以て実感しています。

会社のお店であって、
世の中の個人で営んでいるお店に比べたら
私なんてまだまだ甘いことは重々承知のうえで、
でもやっぱり飲食店をやるということは
毎日が真剣勝負なのだと。

このブログを書こうと思ったのは、
お店がはじまって、目の前のことに必死になっているうちに
なんでパンを焼いているのか分からなくなって
会社やお店に見合うパンが焼けるのか、
不安で不安で仕方がなく、
早く結果がほしいのにうまくいかないことが多くて
屁理屈ばかり言ってその場を取り繕い、
全くもって自信がなくなってしまって
あんまりずっと暗いものだから、
「ひかる」改め「くもり」と呼ばれ
(今思うと笑えるけど当時は深刻で、
この時期に取材された自分の写真をネット記事で見た時
あまりにも目が死んでいて、驚いてすぐにそのページを消した)
そんなくもりから脱出すべく、
昔の自分から情熱をもらおうと思ったからです。



なんでパンを焼いているのか?
こうやって学生のころから
自分が何がしたいのか、何に向いているのか
いろいろやってみて考えて考えて考えたうえで、今ここにいるわけです。


将来のことなんてまだまだ分からないし、いつ何が起こるか知らないけど
自分で決めたことなので言い訳せずにしっかり責任もって、
どんなパン屋をしたいのか、自分がやるべきことに向き合って、
全部やらせてくれる会社と、ここに至るまで必死に考えてきた自分を裏切らないよう、
会社の信条どおり
「世の中を楽しく、自分も楽しく」ここで発信していきたいのです。